テレビのロケで占い師に鑑定してもらう場面で、なにやら長くて細い棒をジャラジャラさせているのを目にしたことがあるかもしれません。
易経・易占いはまさしくこの棒(筮竹-ぜいちくといいます)を使った占いを指します。本格的な雰囲気のある占いだけれどどんな占いかわからないので足踏みしてしまっている人も多いのでは?
ここでは易経・易占いとはどういった占いなのか、どんな事を占えるのかについて詳しく紹介します。
易占いとは?
易占いはとても歴史のある占いで、なんと3,000年以上前からずっと続いている由緒ある占い。中国発祥の占いです。
易占いでは「易経」という古い古い書物に記された内容を用いて占うのですが、この書物が完成されたのは紀元前1,000年くらい。現代でも名言などで有名なあの孔子も易経を好んで愛読していたのは有名な話です。
変化をみる占い
易占いは「偶然起こったことの中にこそこれから起こる事の良し悪しがあらわれている」「物事はいつも変化している」という考えがベースとなっています。
例えば細く長い棒(筮竹-ぜいちくというんでしたね)を何本引いたかで占います。引いた筮竹の本数はまさしく偶然なのですが、そんな偶然の中にも未来に起こる事の吉兆が出るとしています。
また別に筮竹でなくてもよく、サイコロでも占えますし最近ではイーチンタロットというカード型のものでも占えます。
当たるも八卦当たらぬも八卦
この有名な言葉ですがこれも易占いの言葉です。八卦というのは先ほどの偶然の出方を8通りにしたもので、さらに組み合わせの多い64卦というのもあります。
この言葉だけをみると「易占いって当たらないのか」と思ってしまいますよね。でも実は「当たったり当たらなかったりするよ」という意味ではなく、当たらなかったのは八卦を読み間違えたからだ、八卦を読み解く力が足りなかったからだという意味です。
易占いとは?
易占いとは3,000年以上の歴史のある占いで、偶然から物事の良し悪しを占う
易占いで占える事
易占いは命・卜・相(めいぼくそう)でいうと「卜」に分類される占いです。
「卜」の占いはどちらかというと短期間の事を占うのが得意です。長くても1年以内の事で悩んでいるのならおすすめできます。
またざっくりと「(誰でもいいので)いつかわたしは結婚できますか」のような鑑定は少し苦手としていて、「片思いしている人と付き合えますか」や「今の彼氏と結婚できますか」といった占いの方が得意です。
(※「いつか結婚できますか」や「いつか彼氏ができますか」といった悩みなら「命」や「相」の占いである、西洋占星術とか手相占いの方がおすすめです。こういった占いは反対に長期間の運勢を占うのに向いています。)
また「卜」の占いは占い師の実力が大きく出る占いです。占い師選びはいつもより慎重にするのがおすすめです。
まとめ
易占いとはどういった占いなのか、易占いでどういった事が占えるのかについてくわしく紹介しました。
同じく「卜」の占いにタロット占いがありますが、易占いは3,000年以上の歴史のある占いでとても奥深い占いです。タロット占いとはまた違った方向から進むべき道を教えてくれるでしょう。