夢占いとは-どうやって占うの?フロイトの夢分析との関係性

コラム

公開日:2018/06/20(水)

夢に出てきた象徴的なモノで占っていく夢占い、受けた事はなくても「夢占い」という言葉を一度は聞いたことがあると思います。

ここでは夢占いとはどういった占いなのか、どんなことが占えるのかについて紹介していきます。

夢占いとは?

夢占いとはその字の通り、夢の内容で鑑定する占いです。

特に夢に出てきた象徴的なモノ(例えばヘビとか犬のような生き物など)が意味している事、伝えようとしている事を導き出して占っていきます。

夢占いの起源

夢占いは他の占いに比べてすこし成り立ちが複雑です。

まず遠い昔からある夢占いについてお話ししましょう。

昔の時代をえがいた小説や映画などをみていると夢にみた内容で未来を占ったり、それこそ予知夢のような描写がされる事が多いです。それくらい昔は夢占いは物事の行く末を占うのに広く使われているものでした。

確かになぜ夢を見るのか、については「記憶の整理のため」だとか「現実でうまくいくようにシミュレーションしている」など科学的にいくつか説が出てきていますが、実際のところ本当の事はまだわかっていません。なので夢というものを昔の人がとても神秘的なものだと考えるのも自然な事だと思えますよね。

夢占いは、ヨーロッパでも中国でも行われていましたが、夢に出てくる象徴ごとの意味合いはかなり違いがあったといわれています。

精神分析に使われる夢

こういった昔から続く夢占いに加えて、さらに精神分析の分野から夢分析というものもあります。19世紀と比較的最近の話です。

夢分析ではあの有名なフロイトやユングといった学者が学問として取り組んでいました(ただ、フロイトやユングのまとめた夢分析の資料をみると患者に対してかなり強引に「こういう夢を見たのだからこうなんだ」と決めつけていたようです)。

他の占いとは違い成り立ちが複雑だといったのはこのためです。近代になってから学問として取り組まれた占いは夢占いくらいでしょう。

夢占いとは?

夢占いでは、夢に出てきたモノが何を意味するのかを突き止める占い。19世紀には夢分析として学問としても取り組まれた

夢占いの注意点

夢占いには一つ注意点があるといわれています。

寝る前に考えていたこと、みていたテレビの映像などは夢にもそのままあらわれやすいです。みなさんも一度は体験したことがあると思います。

こういった「引っ張られた夢」は「象徴的なモノ」とは言えず、したがって夢占いの対象にはならないと考えられています。

「なぜか急に現れた象徴的なモノ」を使うのが夢占いだという事です。

まとめ

夢占いとはどういった占いなのか、その成り立ちをふまえて紹介しました。

精神分析の分野として学問としても研究されていた夢占い。少なくともその人の考えやトラウマ、今悩んでいる事が出てくる分他の占いに比べて現実的なアドバイスがもらいやすいでしょう。