トートタロットとは?
タロットカードをご存知の方は多いと思います。学生の時なぜか憧れた人もいるのではないでしょうか。
さて、話は少し変わってトートタロットというものをご存知でしょうか。同じくタロットと名前がついていますがその違いについて詳しく説明できる人はかなり限られてくると思います。
そこでここではトートタロットと普通のタロットカードの違いについて詳しく紹介していきます。
トートタロットとは?
トートタロットも普通のタロットと同じタロットカードです。
でも普通のタロットカードにある正位置、逆位置(タロットの絵柄が上向きか逆立ちしているかの違い)がなかったり、いくつかの絵柄(アルカナ)が全く違ったものだったりします。
それもそのはず、普通のタロット(ウェイト版タロットカードといいます)とは作者が違うのです。
トートタロットはクロウリーという人物が1940年代というわりと最近に販売したものとなります。
占い方やタロットカードの広げ方(スプレッドと言います)はいろいろやり方があるので一概には言えませんが、トートタロット独自のやり方もあるようです。
トートタロットと普通のタロットの違い
もう一度トートタロットと普通のタロットカードの違いを整理しておきます。
- アルカナが一部違う
- 正位置、逆位置がない
アルカナが違う
どちらもカードで出てきたアルカナから未来を占うのは同じなのですが、カードの絵柄、つまりアルカナが一部違います。
例えば普通のタロットでは「審判」というアルカナがあるのですが、トートタロットでは「永劫」に置き換わっています。
- 正義→調整
- 運命の輪→運命
- 力→欲望
- 節制→技
- 審判→永劫
- 世界→宇宙
この6枚が普通のタロットのアルカナと絵柄もそのカードが出た時の意味も違ってきます。
また、実は今までの説明でアルカナと呼んでいたのはタロットカード78枚のうち22枚ある大アルカナと呼ばれるカードたちなのですが、残りの小アルカナについても普通のタロットとトートタロットには違いがあります。
小アルカナはトランプととてもよく似ていて、クラブ、スペードのような4つの大きな種類があり、それぞれ10までの数字と4つの絵柄(トランプではジャック、クイーン、キングの3つですが)があります。
この4つの絵柄が普通のタロットとトートタロットでは違います。
- ナイト→王子
- クイーン→クイーン
- キング→ナイト
- ペイジ→王女
正位置、逆位置がない
普通のタロットとトートタロットの違いのもう一つが正位置、逆位置がないというものです。
通常タロットでは同じアルカナでも正位置と逆位置ではまったく反対の意味を持つことも多いので、この点は大きく占いの結果に影響してくるでしょう。
トートタロットとは?まとめ
今回はトートタロットと普通のタロットの違いについて紹介しました。
同じタロットではあるのですが、絵柄が違ったり逆位置がなかったりするので、占いの結果は大きく違ってくるでしょう。
これから占ってもらう予定の占い師がどちらのタロットなのか(特に明記していない場合はほとんど普通のタロットです)あらかじめ調べておくと占いの意味や出たカードの意味もよりスッと受け入れられるようになると思います。