占いに詳しい方なら一度は聞いたことがあるであろう数秘術。電話占いや占いの館で占い師の得意な占術一覧をみていてもときどき書かれてありますよね。
なんとなく数字を使って占うんだろうな~、くらいのイメージで実際にどういった占いなのかよくわからない人も多いのではないでしょうか。
ここでは「数秘術とは?」や数秘術の種類であるカバラ数秘術やモダンヌメロロジー式について紹介していきます。
数秘術とは?
数秘術は西洋占星術や易学と並ぶ最古より続く由緒ある占いで、その起源は高校の数学でもおなじみのピタゴラスの定理のピタゴラスだといわれています。(実はもっと前から存在していたという説もあります。とにかくとても古い占いといえますね)
数学者としてのイメージの強いピタゴラスが占いについても研究していたというのはなんだか不思議な感じがしますよね。
でもピタゴラスは紀元前に生きた人で、そのような古代では占いや神秘的な力についても数学や芸術と同じように真剣に取り組まれているものでした。
くわしいやり方は後から紹介していきますが、生年月日、もしくは自身の名前を数字に置き換えたものを占いに使用します。
数秘術とは?
数秘術とは最古よりある占いの一つで、生年月日や名前を数字にしたものを利用して占う
数秘術で占えること
数秘術は命・卜・相(めいぼくそう)でいうと「命」に分類される占いです。
「命」に分類される占いはいわゆる統計学的な占い。古来より蓄積された「〇〇な人は〇〇だ」といういってしまうと”あるある”をたくさん集めたものです。
だからあなただけのドンピシャの占いにはなかなかなりませんが、反対に全然当たらないという事が少ない占いでもあります。
数秘術は軽く占うだけであればだれにでも簡単に占う事ができます。でも数千年にも及ぶ歴史のある占いなので、その限られた数字から恋愛の事や結婚の事、彼との相性のことなどを事細かに占おうとするとやはり膨大な知識が必要となります。
数秘術を自分で試してみる
いろいろある数秘術
そのような長い歴史のある数秘術なので、多くの考え方や流派のようなものが存在します。
カバラ数秘術というものが一番メジャーなので、占いを受けられた際もこのカバラ数秘術で鑑定されることが多いでしょう。
他にもピタゴラス数秘術やより現代的な発展をとげたモダンヌメロロジー式というのもあり、ゾロ目を特別とするかしないかだったり、占いに使う数字の計算方法が違ったりします。
計算方法の違いの例
例えばカバラ数秘術とモダンヌメロロジー式ではアルファベットを数字に変換するときのやり方が違います。
1 | A,J,S |
---|---|
2 | B,K,T |
3 | C,L,U |
4 | D,M,V |
5 | E,N,W |
6 | F,O,X |
7 | G,P,Y |
8 | H,Q,Z |
9 | I,R |
1 | A,I,Q,J,Y |
---|---|
2 | B,K,R |
3 | C,G,L,S |
4 | D,M,T |
5 | E,H,N |
6 | U,V,W,X |
7 | O,Z |
8 | F,P |
例えば「F」を数字に変換するときは、モダンヌメロロジーだと「6」になりますし、カバラ数秘術だと「8」になります。
これは一例ですが、こんな風に流派によっていろいろな所で違いがあります。占い師によってはこれらメジャーな数秘術からさらにオリジナルな要素を追加している方も多いでしょう。
まとめ
数秘術とはどういった占いなのか、その発祥や種類について紹介しました。
古来よりずっと続いている占いですので、その理論体系は恐ろしく入り組んでいて奥深いものです。でも、ほんの少しの運勢程度であれば自分でも十分占えるのでぜひご自身でまずは数秘術を試してみてくださいね。