占いといえばというくらい誰もが聞いたことがあるタロット占い。
専用のカードをシャッフルして一枚ずつ決められた場所において占っていきますよね。でも実はこの置き方一つとってもたくさんの種類がある事をご存知でしたか?
ここではタロット占いで占えることやそもそも「タロット占いとは?」についてタロットの歴史についてもふれながら紹介していきます。
タロット占いで占える事
タロット占いは命・卜・相(めいぼくそう)でいうと「卜」に分類される占いです。
「卜」の占いはもっとも占い師の力が反映されるといってもいい占いで、占い師ごとのインスピレーションによって鑑定結果が大きく違ってきます。電話占いや占いの館でタロット占いを得意とする占い師が多いのも、霊感や第6感といった実力の差がでる占いなのでお客さんに人気だからでしょう(反対に西洋占星術や四柱推命といった占いは統計的な占いなので誰が占っても基本的には同じ結果が出ます)。
タロット占いは短いスパンの事を占うのにとっても向いています。例えば「いつ告白するべきか」「彼から連絡が来るのはいつか」などの短期間でのタイミングを占うのはタロット占いがおすすめです。
反対にあなた自身の持つさだめや運命のような生涯変わらない運勢を占うのであればタロット占いは少しおすすめできません。そういった大きな占いは「命」の占いである四柱推命や西洋占星術、算命学といった占いがおすすめです。
タロット占いとは?
タロット占いはみなさん一度は聞いたことがある有名な占いですよね。
タロット占いでは22枚の大アルカナと呼ばれるカードと56枚の小アルカナというカード、ぜんぶ合わせると78枚のカードがあります。
よくイメージするタロットカードはこの大アルカナの方。愚者とか死神とかのイラストが描かれたカードたちです。
小アルカナはいってしまえばトランプみたいなもの。こん棒、剣、カップ、コインの各絵柄のカードがあります。トランプのダイヤ、スペードと同じですね。
そして各絵柄ごとに1~10までとナイト、クイーン、キング、それからペイジの4枚あわせて14枚のカードがあります。ペイジという聞き覚えのないカードがありますが、それ以外はトランプと全く同じです。そして1絵柄14枚が4絵柄分なので56枚という事になります。
大アルカナのみ、もしくは大アルカナと小アルカナをいっしょにして決められた配置にカードを置いていき、出たカードとそのカードから得られたインスピレーションで占っていきます。
ちなみにこの「決められた配置」の事をスプレッドと呼びます。スプレッドには多くの種類があります。
タロット占いとは?
ぜんぶで78枚(大アルカナ22枚、小アルカナ56枚)のカードを使い、出た絵柄とその絵柄から感じたインスピレーションで占う
タロット占いの歴史
タロット占いの起源、発祥はみなさんがイメージするよりもかなり新しく17世紀ごろのヨーロッパで広まりました。
タロットカード自体は15世紀ごろから使われていてトランプのような遊び用として使われており、またタロット占い自体も16世紀ごろからある事はあったようなのですが、今みたいにメジャーな占いではなかったようです。
その後20世紀に「ニューエイジ」というチャネリングや潜在意識の可能性などを求めるスピリチュアルな考え方がアメリカでいっせいに流行ります。
このニューエイジと一緒にタロット占いもまた広く世界に知られることになり、日本でも20世紀になってから今のようにもっとも有名な占いの仲間入りをしました。
まとめ
タロット占いで占える事の紹介、そしてタロット占いの歴史などを紹介しました。
歴史の浅い占いですが、メジャーな占いなので理論も体系的にまとめられています。最近では「こういうカードの出方をしたらこういう意味だ」とまとめられるようにもなり、占い師がインスピレーションで出た絵柄を解釈する必要もないくらいです。
しかし実力のある占い師はそういった体系的な知識はもちろん、霊感やインスピレーションも同じくらい大切にして占っています。そういった意味ではやはり占い師ごとの実力差の激しい占いですので、占ってもらう前にはよく口コミや評判を確認してからの方がより満足のいく占いが受けられるでしょう。